現代人の3人に1人がストレス過多に悩まされているといわれています。
仕事、人間関係、経済的な不安など、ストレス要因はあふれています。
ストレスを適切に発散できないと、心身の健康が損なわれてしまいます。
しかし、ストレスとうまく付き合う方法さえ身に付けば、それはかえって成長の糧になりえます。
メンタルヘルスが良好であれば、人生をより積極的に楽しめるはずです。
本記事では、ストレスに強くなるための9つの習慣をご紹介します。
一つひとつの習慣を実践することで、心にゆとりが生まれ、ストレスと上手に付き合えるようになるでしょう。
では、早速ご覧ください。
1. 規則正しい生活リズム
睡眠、食事、運動のリズムを大切にしましょう。
睡眠不足は精神を不安定にし、不規則な食事は体調を崩します。
運動不足も同様です。
快適で健やかな生活リズムを手に入れることが、ストレス対策の基本になります。
睡眠は1日の3分の1を占めます。
質の良い睡眠を確保するために、就寝時間と起床時間を一定に保つよう心がけましょう。
目安は7~8時間が適正と言われています。
食生活も重要です。バランスの良い食事を済ませ、過剰な飲酒は控えめにしましょう。
おやつや夕食の時間なども規則正しくするのがベストです。
そして運動不足は生活習慣病のリスクを高めます。
軽い運動でも構いませんので、毎日少しずつ体を動かすことで、心身のストレスを発散できます。
このように、睡眠・食事・運動の生活リズムを規則正しく保つことが、心身のメンタルヘルスを保つ基本となります。
まずはこの習慣から始めましょう。
2. マインドフルネス
心を整える技法の一つに「マインドフルネス」があります。
マインドフルネスとは、この現在の瞬間に意識を向けることで、ストレスから距離を置く方法です。
具体的には、呼吸に意識を向けたり、周りの風景や音を意識的に感じ取ったりします。
そうすることで、過去の後悔や未来への不安から解放され、いま この瞬間に存在できるようになります。
マインドフルネスを実践すれば、ストレス源から離れて客観的に物事を見られるようになり、上手くストレスとつき合えるはずです。
ぜひ習慣化して、リフレッシュの機会を設けてみてください。
3. 認知行動療法の活用
認知行動療法は、ストレス対処に有効な手段の一つです。
この療法の考え方は、ストレスは私たちの認知のゆがみが招いているという点にあります。
例えば「自分は価値がない」と常日頃思い込んでいたら、些細なミスにも過剰に反応し、ストレスを強く感じてしまいます。
しかし、認知のゆがみに気づき、客観的な視点から考え直すことで、ストレスをうまく和らげられるのです。
認知行動療法には、自分を冷静に見つめ直す「認知の書き換え」などの技法があります。
自分1人でも実践できますし、カウンセリングを受けるのも有効です。ぜひ一度お試しください。
4. ストレス発散の場を作る
ストレスがたまったら、適度にストレス発散する場が必要不可欠です。
心身共にリフレッシュし、新たなエネルギーを蓄えることができます。
ストレス発散の方法はそれぞれ異なります。
スポーツをするのが有効な人もいれば、お酒を飲む、映画を観る、ショッピングをするなど、自分なりの方法があるでしょう。
大切なのは、心からリラックスできる時間を作ることです。
1日の終わりにそうした時間を設けるのが理想的ですが、短時間でも構いません。
たとえ15分でも、その間はストレスと無縁の自分だけの時間を作りましょう。
5. 運動の習慣化
ストレス発散法として最も効果的なのが「運動」です。
運動中、体内で幸せホルモンであるエンドルフィンが分泌されるため、気分が爽快になり、ストレスが軽減されます。
筋力トレーニングやヨガ、ランニングなど、様々な運動の選択肢がありますので、自分の好みに合ったものを見つけましょう。
目安は週に3回程度、1回20~60分が最適と言われています。
運動は体力作りやダイエットにもつながるメリットがあるだけでなく、ストレス対策にも大きく役立ちます。
１日の終わりに、小まめに運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。
6. 人間関係のリフレッシュ
ストレスは対人関係、特に対人ストレスから発生することが多いものです。
そこで、ストレスフリーな新しい人間関係を構築し、その関係の中でリフレッシュするのがおすすめです。
家族や友人、同僚以外の新しい人間関係があると、心が晴れ渡り、ストレスが軽減されるのです。
たとえば、サークルや同好会に参加して新しい人間関係を築いてみるのはいかがでしょうか。
まったく新しい環境に身を置くことで、見方が変わり、新たな気付きが得られるかもしれません。
7. 趣味を楽しむ
日頃の喜びを感じられる趣味は、ストレス発散のよい方法です。
好きなことに打ち込めるだけでなく、新しいスキルを身につけられるメリットもあります。
趣味の例としては、読書、音楽、ガーデニング、工作、写真、スポーツなど様々です。
自分の興味関心に合ったものを見つけると吸収されてしまうほど熱中できるはずです。
趣味に熱中している時間は、ストレスや悩みから解放される癒しの時間になります。
集中力が高まり、創造性も刺激されるでしょう。
さらに達成感や満足感も得られ、前向きな気持ちになれます。
仕事や家事など日常生活とはまた違う興味の対象に時間を費やすことで、リフレッシュできるのです。
ぜひ自分なりの趣味を見つけ、ストレス発散の糸口として活用してみてはいかがでしょうか。
8. 感謝の気持ちを忘れずに
ストレスに強くなるためには、ネガティブな考え方を改める必要があります。
物事を前向きにポジティブに捉えられるよう意識を切り替えましょう。
具体的には、日頃の生活の中で感謝の気持ちを忘れずにいることが大切です。
家族や友人、上司や同僚、その他身の回りの良いことに感謝の念を抱くのです。
感謝に気づくと、自然とポジティブな気持ちになれます。
それがストレス軽減につながるのです。
毎日の行いの中で意識的に感謝を探す習慣を付けましょう。
きっとストレスと上手く付き合える心強い味方になってくれるはずです。
9. リフレッシュする時間を確保する
仕事や家事に明け暮れるのはストレス溜まる原因の一つです。
だからこそ、リフレッシュする時間を確保することが重要になります。
少しの時間でも自分だけの時間を作ることで、気分転換ができ、新たな活力が生まれます。
リフレッシュ方法は自由です。
お風呂に長湯する、外を散歩する、映画を見る、音楽を聴くなど、何でも構いません。大切なのはその時間を自分のために使うことです。
1日の終わりや始まりの時間を利用するのがおすすめです。
規則正しく続けることで、ストレスを発散し、心にゆとりが生まれるはずです。
仕事や家事で疲れた時こそ、リフレッシュする時間を作りましょう。それが次の活力につながります。
最後にまとめ メンタルヘルスを高めることは、誰もが幸せで充実した人生を送るために不可欠です。
本記事でご紹介した9つの習慣を実践することで、ストレスに負けずに前を向いて歩んでいけるはずです。
一つひとつの小さな習慣の積み重ねが大きな力となります。
ストレスフルな出来事もあるかもしれませんが、上手く乗り越えていけば、それが成長の糧となり、より心豊かな人生を送ることができるでしょう。
これからもあなた自身の健康と幸せのため、メンタル充電に力を入れていきましょう。
一緒に前を向いて歩んでいきましょう。
